「ChatGPTで夢小説の作り方とコツを徹底解説」のアイキャッチ画像
ChatGPTとは何かを初心者向けに解説した一番わかりやすい図解ガイドの表紙
こんにちは、AI index 運営者のりょうです。「ChatGPTって結局なに?」「普通の検索と何が違うの?」「どこの会社が作ったの?」と気になっていませんか。

ChatGPTはニュースや仕事の現場で当たり前のように語られるようになりましたが、初めて触れる人にとっては、名前だけでは何をするサービスなのか分かりにくいですよね。GPTという言葉の意味や、生成AIとの関係がよく分からない人も多いかなと思います。

簡単に言うと、ChatGPTはOpenAIが提供する、会話形式で使える生成AIサービスです。質問に答えるだけではなく、文章の作成、画像生成、資料の読み取り、ウェブ検索、データ分析、プログラミングなど、さまざまな作業を手伝ってくれます。

この記事では、ChatGPTの読み方や名称の意味、開発会社、公開された時期、回答が作られる仕組みまで、専門用語をできるだけかみ砕いて解説します。読み終わるころには、ChatGPTがどのような道具なのか、自分は何から試せばよいのかが分かるはずです。

この記事を読むとわかること
  • ChatGPTの意味と正しい読み方
  • 開発会社と一般公開された時期
  • 回答や文章を作成する基本的な仕組み
  • 初心者が安全に使い始める方法

ChatGPTとは何か

まずは、ChatGPTがどのようなサービスなのかを確認しましょう。難しい技術の話に入る前に、できることとサービスの位置づけを知ると、全体像をつかみやすくなります。

会話形式で使える生成AI

ChatGPTは質問に答えるだけでなく、指示に合わせて新しい文章やアイデアをその場で作る会話可能なAIアシスタントであることを示す図解

ChatGPTとは、入力した質問や指示に対し、人が書いたような自然な文章で返答する対話型の生成AIサービスです。

利用者が文字を入力すると、その内容を読み取り、会話の流れに合う回答を作ります。日本語で質問すれば、基本的には日本語で答えてくれるため、特別な専門知識がなくても使い始められます。

例えば、「小学生にも分かるように地球温暖化を説明して」と入力すれば、難しい言葉を避けた説明を作成できます。「取引先に送るお礼メールを考えて」と頼めば、用途に合う文章案を提示してくれるでしょう。

従来のチャットボットは、あらかじめ用意された回答を返すものが中心でした。一方、ChatGPTは入力内容に応じて、その場で新しい回答を組み立てます。この点が、決められた選択肢から答えを返すだけの仕組みとの大きな違いです。

ChatGPTは、質問に答えるだけの検索窓ではありません。会話を続けながら、文章や画像を作ったり、資料を読み取ったり、作業を一緒に進めたりできるAIアシスタントです。

ChatGPTは生成AIの一種

ChatGPTは、「生成AI」と呼ばれる技術を利用したサービスです。

生成AIとは、利用者から受け取った指示をもとに、文章、画像、音声、プログラムコードなどの新しい内容を作るAIを指します。あらかじめ存在する情報を分類するだけでなく、条件に合った成果物を生み出せることが特徴です。

ChatGPTの場合、中心となるのは言葉の理解と生成です。しかし、現在は文字だけに限らず、画像、音声、PDF、文書、表計算ファイルなども扱えます。文章を作るAIから、複数の形式を扱える総合的な作業支援サービスへ発展してきました。

つまり、「ChatGPTとは生成AIなのか」という疑問への答えははいです。ただし、生成AIという大きな分類の中にChatGPTがあると考えると分かりやすいでしょう。

生成AIが家電という分類なら、ChatGPTはその中にある具体的な製品の一つ、と例えられます。

検索エンジンとは役割が違う

関連ページを一覧表示する従来の検索に対し、ChatGPTは意図をくみ取り一つの答えを作成するという違いの図解

ChatGPTは、Googleなどの検索エンジンと同じものではありません。

検索エンジンは、入力した言葉に関連するウェブページを一覧で表示します。利用者は検索結果からページを選び、必要な情報を自分で読み比べるのが基本です。

一方、ChatGPTは質問の意図を読み取り、複数の情報や会話の流れを踏まえながら、一つの回答としてまとめます。「どのページを読めばよいか」ではなく、「知りたいことへの回答」を直接受け取れるイメージですね。

また、ChatGPTにはウェブを検索して最新情報を調べる機能もあります。検索を使った回答では、参照した情報源が表示される場合があります。

ただし、検索機能を使わずに回答する場面もあるため、いつでも最新情報が反映されるとは限りません。価格、法律、製品仕様、人物の役職、ニュースなどを確認するときは、最新の公式情報も確認してください。

ChatGPTの読み方と意味

Chatは会話、GPTは次の言葉を予測して文章を作る仕組みを意味し、開発元は米国のOpenAIで2022年11月に一般公開されたことを示す図解

ChatGPTという名前には、サービスの特徴を示す意味が込められています。ここでは、正しい読み方と「Chat」「GPT」がそれぞれ何を表しているのかを見ていきましょう。

読み方はチャットジーピーティー

ChatGPTの読み方は、一般的に「チャットジーピーティー」です。

「Chat」は日本語でも使われるチャット、「GPT」はアルファベットを一文字ずつ読んでジーピーティーと発音します。「チャットジーピーティ」や「チャットGPT」と表記されることもありますが、意味は同じです。

なお、「チャットジーピーティー」という名称はサービス名であり、AI技術全体の名前ではありません。AI、生成AI、GPT、ChatGPTは、それぞれ指している範囲が異なります。

用語の関係

AIは人間の知的な作業を機械で行う技術の総称です。生成AIは新しい文章や画像などを作るAI、GPTは言葉を扱うAIモデルの系列、ChatGPTはGPTなどのモデルを会話形式で利用できるサービスです。

Chatは会話を意味する

名称の前半にある「Chat」は、会話や雑談を意味する英単語です。

ChatGPTでは、一回の質問に答えて終わるだけではなく、その回答を受けて会話を続けられます。

例えば、最初に「京都旅行の計画を作って」と依頼し、その後に「移動を少なくして」「雨の日向けに変更して」「予算を抑えて」と追加できます。ChatGPTは、それまでのやり取りを参照しながら内容を調整します。

この会話のしやすさが、ChatGPTが広く使われるようになった理由の一つです。AIに詳しくない人でも、誰かに相談するような感覚で指示を追加できます。

ただし、会話が長くなった場合や、別のチャットを開いた場合には、以前の条件が十分に引き継がれないこともあります。重要な条件は、ときどきまとめて伝え直すとズレを減らせますよ。

GPTは何の略なのか

GPTは、Generative Pre-trained Transformerの頭文字です。日本語では、一般的に「生成事前学習済みトランスフォーマー」と表現されます。

これだけ聞くと、少し難しく感じますよね。それぞれを簡単に分けると、次のような意味です。

言葉 おおまかな意味
Generative 文章などを新しく生成する
Pre-trained 利用前に大量のデータで学習している
Transformer 文章の関係を読み取るための技術

言い換えるとGPTは、あらかじめ多くの文章から言葉の関係やパターンを学び、入力された内容に続く自然な文章を作るAIモデルです。

なお、「ChatGPTは何の略ですか」という質問に対しては、ChatとGPTを合わせた名称であり、GPT部分がGenerative Pre-trained Transformerの略だと答えるのが正確です。

ChatGPTとGPTの違い

ChatGPTとGPTは、同じ意味ではありません。

GPTはAIモデルの系列であり、文章を理解したり生成したりする中核部分にあたります。一方、ChatGPTはAIモデルを会話形式で利用するためのサービスです。

車に例えるなら、GPTが動力や走行性能を担うエンジンで、ChatGPTがハンドルや座席、画面などを含めた車全体に近い関係です。利用者は複雑な内部構造を意識しなくても、ChatGPTの画面からAIモデルを使えます。

また、ChatGPTで利用されるモデルは一つに固定されているわけではありません。契約しているプラン、利用枠、機能、段階的な提供状況などにより、使えるモデルが異なる場合があります。

モデル名や提供条件は変更されることがあるため、現在利用できるモデルについては、ChatGPTにログインした後の選択画面や公式料金ページを確認するのが確実です。

ChatGPTは誰が作ったのか

ChatGPTの開発会社や運営元を知っておくことは、公式サービスを見分けるうえでも重要です。ここでは、OpenAIとの関係や公式サービスの確認方法を解説します。

開発した会社はOpenAI

ChatGPTを開発し、提供しているのはOpenAIです。

OpenAIは、AIに関する研究と製品開発を行っている米国の企業です。ChatGPTのほか、GPTモデル、画像生成、音声認識、プログラミング支援、開発者向けAPIなども提供しています。

そのため、「ChatGPTはどこの会社ですか」「ChatGPTの運営会社はどこですか」という疑問には、OpenAIが開発・提供しているサービスだと答えられます。

OpenAIとChatGPTも、同じ意味ではありません。OpenAIは開発会社の名称で、ChatGPTは同社が提供するサービス名です。

Googleが会社名で、Google検索やGmailがサービス名であるのと近い関係ですね。

一人だけで作ったものではない

ChatGPTについて調べると、「誰が作ったのか」という質問とともに、特定の経営者や研究者の名前が出てくることがあります。

しかし、ChatGPTは一人の人物だけが作ったサービスではありません。研究者、技術者、設計担当者、安全対策の担当者など、多くの人が関わって開発されています。

企業の代表者だけを見て「その人がChatGPTを作った」と理解すると、実態から離れてしまいます。より正確に表現するなら、OpenAIの研究・開発チームによって作られたサービスです。

◆りょうのワンポイントアドバイス

ChatGPTに関する情報を調べるときは、「誰が言ったか」だけでなく、「OpenAIの公式ページで確認できるか」まで見るのがおすすめです。AIの機能や料金は変化が早いため、古い解説記事だけで判断しないようにしましょう。

公式サイトと偽サービスの見分け方

ChatGPTの公式サービスは、ChatGPT公式サイトから利用できます。OpenAIの公式サイトからChatGPTへ移動する方法でも問題ありません。

スマートフォンやパソコン向けには公式アプリも提供されています。ただし、「ChatGPT風のサービス」や、ChatGPTという言葉を名称に含めた非公式アプリも存在します。

非公式サービスがすべて危険というわけではありませんが、OpenAIが直接提供しているChatGPTとは、料金、利用規約、データの扱い、搭載機能などが異なる可能性があります。

アプリを入れるときは、アプリ名だけで判断せず、提供元がOpenAIであるかを確認してください。検索広告からアクセスする場合も、表示されているドメインを確認すると安心です。

ログイン画面を装った偽サイトには注意が必要です。不審なページでメールアドレス、パスワード、クレジットカード情報、認証コードなどを入力しないでください。

ChatGPTはいつからあるのか

ChatGPTは比較的新しいサービスですが、公開後の短い期間で機能を大きく広げてきました。ここでは、一般公開された日と、その後の変化を初心者向けに紹介します。

一般公開は2022年11月30日

ChatGPTが一般向けに公開されたのは、2022年11月30日です。

公開当初は研究プレビューという位置づけで、利用者から意見を集めながら長所や問題点を確認する目的がありました。当時から、質問への回答、会話の継続、誤りの認識、不適切な依頼の拒否などを行う対話型AIとして紹介されています。

したがって、「ChatGPTはいつからあるのか」という質問には、一般公開を基準にすれば2022年11月30日からと答えられます。

ただし、ChatGPTの土台となったAI研究やGPTモデルは、それ以前から開発されていました。2022年に突然すべての技術が生まれたわけではなく、過去の研究をもとに、一般の人でも使いやすい会話サービスとして公開されたという流れです。

公開後に機能が増えてきた

公開当初のChatGPTは、文字による会話が中心でした。その後、より高性能なモデルや有料プランが登場し、扱える作業も増えています。

現在では、文章の作成や要約に加え、画像の読み取りと生成、音声会話、ファイル分析、ウェブ検索、詳しい調査、データ分析、プログラミング支援などにも利用できます。

パソコンのブラウザだけでなく、iPhone、Android、Windows、macOS向けの公式アプリも提供され、同じアカウントを使って複数の対応端末から利用できます。

この変化を考えると、ChatGPTの歴史は「文章で会話するAI」から「複数の情報を扱い、作業を支援するAI」へ広がってきた歴史とも言えるでしょう。

なお、機能の名称、利用回数、対応プランは今後も変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

なぜ急速に知られたのか

ChatGPTが急速に知られた理由の一つは、専門的な操作を覚えなくても、普段の言葉でAIを使えたことです。

それまでのAIは、研究者や技術者が使う難しいものという印象がありました。しかしChatGPTでは、入力欄に質問を書くだけで返答を受け取れます。日本語にも対応していたため、日本の利用者にとっても試しやすいサービスでした。

また、返答を受けて「もっと短くして」「別の例も出して」「表にして」と頼める点も画期的でした。一度で完璧な指示を作らなくても、会話しながら結果を近づけられます。

AIに合わせて人が難しい操作を覚えるのではなく、人が普段使う言葉にAIが合わせる。この使いやすさが、仕事や学習、創作など幅広い場面への普及につながったと考えられます。

ChatGPTの仕組み

ChatGPTは文章を理解しているように見えますが、人間とまったく同じ方法で考えているわけではありません。ここでは、回答が作られる流れを難しい数式なしで解説します。

大量の文章から関係を学ぶ

ChatGPTの中核となるAIモデルは、学習に用いられた多くの文章から、言葉同士のつながりや文章のパターンを身につけます。

例えば、「空が暗くなり、雨が」という文章があれば、その後には「降り始めた」「降りそうだ」といった言葉が続きやすいでしょう。AIは膨大な例を通じて、どのような文脈で、どの言葉が続きやすいかを学びます。

ただし、学習した文章を保管庫からそのまま取り出して貼り付ける仕組みではありません。質問、会話の流れ、与えられた条件などをもとに、回答をその場で組み立てます。

このため、同じ質問をしても、毎回まったく同じ文章になるとは限りません。言い回しや例が変わることもあります。

次に続く言葉を予測する

ChatGPTの仕組みは次に来る言葉の予測であり、膨大なデータから自然な言葉のつながりを確率で計算していることを示す図解

ChatGPTの文章生成を非常に簡単に表すと、「現在の文脈に合う次の言葉を予測し、その処理を繰り返す仕組み」です。

もっとも、単純に一単語ずつ辞書から選んでいるわけではありません。質問の目的、直前までの会話、文章全体の関係、指定された形式などを考慮しながら、回答を作ります。

例えば、「敬語でメールを書いて」と頼めば丁寧な表現を選び、「小学生向けに説明して」と頼めば短く分かりやすい言葉を選ぶ傾向があります。

この仕組みにより、ChatGPTは自然な文章を作れます。一方で、文章として自然であることと、内容が事実であることは別です。もっともらしい文章を作る能力が高いため、誤った内容まで正しそうに見える場合があります。

人の評価をもとに調整される

ChatGPTは、文章のパターンを学んだだけの状態から、利用者の指示に従いやすいよう調整されています。

人による回答例や評価などを用いて、役に立つ回答、安全性に配慮した回答、会話として自然な回答を作りやすくする工程が加えられています。

そのため、単に文章を続けるだけでなく、質問に答える、条件を守る、誤った前提を指摘する、対応できない依頼を断るといった振る舞いが可能になります。

ただし、調整されていても、すべての質問を正確に理解できるわけではありません。曖昧な指示では、利用者が想定していた内容と異なる回答をする場合もあります。

欲しい結果が得られないときは、「誰向けか」「何に使うか」「どの形式にするか」「避けたい内容は何か」を追加してみてください。

◆りょうのワンポイントアドバイス

ChatGPTへの指示は、難しい命令文にする必要はありません。「初心者向けに」「300文字程度で」「表を使わずに」など、希望を普段の言葉で足すだけでも回答は変わります。一度で完成を狙わず、会話しながら直すのがコツですよ。

データベースの検索とは違う

ChatGPTは、質問に対する正解だけを保存した巨大なデータベースではありません。

そのため、「この質問には必ずこの答えを返す」という動きではなく、学習した言葉の関係と現在の文脈をもとに回答を生成します。

この性質は、文章作成やアイデア出しでは大きな利点です。条件を変えるだけで、多様な提案を作れるからです。

しかし、人物名、日付、統計、論文、引用、URLなどを尋ねた場合、実在しない情報を生成することがあります。この現象はハルシネーションと呼ばれます。

ChatGPTが迷いなく答えていても、正しいとは限りません。自信のある書き方と事実の正確さは一致しないため、重要な情報は公的機関、企業の公式発表、原文資料などで確かめましょう。

ChatGPTでできること

ひとつの会話画面で、文章の作成や要約、資料のデータ分析、画像の生成や読み取り、最新情報の検索ができることを示す図

ChatGPTの用途は、質問への回答だけではありません。文章、画像、ファイル、検索、音声、プログラミングなど、幅広い作業を一つの会話画面から進められます。

文章作成や要約と翻訳

ChatGPTが得意とする代表的な用途は、言葉を使った作業です。

メール、案内文、ブログの下書き、商品説明、議事録、企画案、見出し、キャッチコピーなどを作成できます。すでに書いた文章を読みやすく直したり、敬語に変えたり、文字数を短くしたりすることも可能です。

長い文章を要約し、「結論だけ」「重要な点を三つ」「初心者向け」といった条件に合わせてまとめられます。日本語と外国語の翻訳や、語学練習の相手としても使えるでしょう。

ただし、専門的な契約書、医療文書、金融資料などは、表現が自然でも内容に誤りが含まれる可能性があります。人生や財産に影響する文章では、最終的な判断を専門家にご相談ください。

画像の作成と読み取り

ChatGPTでは、文章による指示から画像を作成できます。

例えば、「夜の東京を背景にした近未来的な広告画像」「子ども向けのやさしい動物イラスト」など、作りたい場面、雰囲気、構図を伝えると、それに沿った画像を生成します。

画像をアップロードして、写っている物を説明してもらったり、図やスクリーンショットの内容について質問したりすることも可能です。対応する環境では、背景、服装、雰囲気などの変更も頼めます。

具体的な操作や注意点は、ChatGPT画像生成の使い方でも詳しく解説しています。

生成した画像を公開・販売する場合は、第三者の著作権、商標権、肖像権、プライバシー権などを侵害していないか、用途ごとに確認してください。

ファイルの分析と資料作成

ChatGPTには、PDF、文書、プレゼンテーション、表計算ファイル、CSVなどを読み込ませられます。

アップロードした資料の要約、特定情報の抽出、複数資料の比較、表の作成、数値の分析、グラフ化などを依頼できます。

例えば、長い報告書を読み込ませて「重要な結論と課題をまとめて」と頼んだり、売上データから「月ごとの変化と気になる点を示して」と頼んだりできます。

ただし、読み取れるファイル形式、容量、回数、処理できる量は、プランや利用状況によって変わる場合があります。また、画像化された文字や崩れた表は、正しく読み取れないこともあるでしょう。

分析結果は元の資料と照らし合わせ、数字や固有名詞が正しいか確認してください。

ウェブ検索と詳しい調査

ChatGPTは、必要に応じてウェブを検索し、最新の公開情報をもとに回答できます。

ニュース、製品情報、店舗、旅行先、現在の制度などを調べ、複数の情報をまとめてもらう用途に便利です。検索を利用した回答には、参照元へのリンクや情報源の一覧が表示される場合があります。

さらに、複数のウェブページやアップロード資料を段階的に調べ、まとまった報告書を作成する調査機能もあります。

とはいえ、検索結果の選び方や解釈が必ず正しいとは限りません。引用元を開き、回答に書かれた内容と原文が一致しているかまで確認することが大切です。

仕事や学習のサポート

仕事では、企画のたたき台、メール、会議内容の要約、資料構成、市場調査、表の作成、手順書、問い合わせ対応案などに活用できます。

学習では、分からない言葉の説明、練習問題の作成、英会話、作文への助言、試験範囲の復習などに役立つでしょう。

プログラミングでは、コードの作成、処理内容の説明、エラー原因の調査、修正案、テストコードなどを依頼できます。

ただし、学校の課題や職場の資料をすべて任せて、そのまま提出する使い方はおすすめできません。誤りを見抜けないまま提出するおそれがあるからです。

ChatGPTを答えの自動販売機として使うのではなく、自分の考えを深める相手として使うと、学習にも仕事にも生かしやすくなります。

ChatGPTを使う際の注意点

ChatGPTの文章が自然でも事実とは限らず、存在しない情報(ハルシネーション)を作ることがあるため、人間による最終確認が必要であるという注意喚起

ChatGPTは便利ですが、使い方を誤ると、間違った情報や情報漏洩につながる可能性があります。最初に押さえたい注意点を確認しておきましょう。

回答を間違うことがある

ChatGPTは、常に正しい答えを返すサービスではありません。

事実と異なる説明、存在しない本や論文、誤った引用、架空のURLなどを、自然な文章で示す場合があります。計算や表の読み取りを間違えることもあります。

特に確認が必要なのは、法律、医療、税金、投資、契約、製品の安全性、現在の料金、人物の役職、統計、日付などです。

重要な判断に利用するときは、官公庁、企業、研究機関などの一次情報を確認してください。医療、法律、税務、金融などの個別判断は、ChatGPTだけで決めず、資格を持つ専門家に相談しましょう。

ChatGPTの回答は参考情報です。自然で詳しい文章でも、内容の正確性が保証されるわけではありません。重要な情報ほど、出典と更新日を確認してください。

個人情報や機密情報を入れない

パスワード、クレジットカード情報、会社の機密情報、他人の個人情報などをChatGPTに入力してはいけないことを示す図解

ChatGPTに、公開されたくない情報を安易に入力しないことも大切です。

パスワード、クレジットカード番号、銀行口座、マイナンバー、認証コード、APIキー、秘密鍵などは入力しないでください。

仕事で使う場合は、未公開の顧客名簿、営業秘密、契約情報、社内システムの情報、公開許可を得ていない個人情報などにも注意が必要です。

会話内容をモデルの改善に利用するかどうかは、アカウントのデータ設定から変更できる場合があります。また、履歴やメモリに残さず、モデル改善にも使用されない一時チャットが用意されています。

しかし、学習利用を停止したからといって、機密情報を何でも入力してよいわけではありません。勤務先の規程、秘密保持契約、個人情報保護方針などを優先してください。

著作権や他人の権利を確認する

OpenAIとの関係では、利用規約に基づき、利用者は入力内容に関する権利を保持し、出力を所有するとされています。

ただし、生成された文章や画像が必ず独自のものになるとは限りません。他の利用者に似た内容が生成される可能性もあります。

また、出力の所有という説明は、第三者の権利を無視してよいという意味ではありません。有名な作品、企業ロゴ、実在する人物、既存のキャラクターなどに似た生成物を公開・販売する場合には、著作権、商標権、肖像権などの確認が必要です。

ブログや商品に使う前には、内容を自分で編集し、類似表現や事実関係を確認しましょう。AIが作ったという理由だけで、権利侵害の責任が自動的になくなるわけではありません。

機能や料金は変わる

ChatGPTには無料プランと有料プランがありますが、利用できるモデル、機能、回数、料金は変更される可能性があります。

同じ無料版でも、混雑状況や利用量によって、一時的な制限がかかる場合があります。有料プランでも、すべての機能を完全に無制限で使えるとは限りません。

また、ChatGPTの月額契約と、外部のアプリやサービスからAIモデルを利用するOpenAI APIは別のサービスです。ChatGPTの有料プランに加入しても、APIの利用料金が含まれるとは限りません。

プランの詳しい違いを検討する場合は、ChatGPT有料プランの比較も参考にしてください。実際に契約する際の正確な料金や条件は、ChatGPT公式の料金ページをご確認ください。

初心者が使い始める方法

ChatGPTは、難しい設定をしなくても始められます。ただし、偽サイトを避け、安全な質問から試すことが大切です。

公式サービスにアクセスする

まず、ChatGPTの公式サイトを開きます。対応する地域や環境では、ログイン前に試せる場合もあります。

継続して利用するなら、アカウントを作成すると会話履歴などを利用しやすくなります。メールアドレスのほか、表示される選択肢に応じてGoogleやAppleなどのアカウントで登録できます。

ログインするときは、最初に登録した方法と同じ認証方法を選ぶことが大切です。例えば、Googleアカウントで登録した場合は、通常のメールアドレスと別のパスワードを入力するのではなく、Googleを使ったログインを選びます。

ログインせずに使える範囲や注意点は、ChatGPTをログインなしで使う方法でも解説しています。

普段の言葉で質問する

ChatGPTを開いたら、画面下部の入力欄に質問を書きます。

最初は、「生成AIとは何かを中学生向けに説明して」「冷蔵庫に卵とキャベツがあります。簡単な料理を考えて」といった身近な質問で試すとよいでしょう。

特別な記号や専門的な命令文は必要ありません。あなたが人に相談するときと同じように、目的や困っていることを書けば使えます。

回答が長すぎた場合は「三行でまとめて」、難しい場合は「もっと簡単な言葉にして」と続けて入力してください。求めていた内容と違う場合は、「私が知りたいのは料金ではなく仕組みです」のように修正できます。

目的と条件を具体的に伝える

目的と条件を伝えることで良い回答が引き出せることや、一回で完璧を目指さず会話しながら修正するというコツの図解

ChatGPTから希望に近い回答を得るには、質問の中に目的と条件を含めるのが効果的です。

例えば、「メールを書いて」だけでは、誰に何を伝える文章なのか分かりません。「取引先へ、打ち合わせ日程の変更をお願いするメールを、失礼のない表現で書いて」と伝えると、用途に合った回答になりやすくなります。

さらに、文字数、読み手、文体、含めたい内容、避けたい表現、出力形式などを追加できます。

質問に入れると役立つ情報

何を作りたいのか、誰が読むのか、何に使うのか、どの程度の長さにするのか、どのような形で受け取りたいのかを伝えてみてください。

ただし、細かい条件を一度に詰め込みすぎると、自分でも指示の矛盾に気づきにくくなります。まず大枠を伝え、回答を見ながら条件を足す方法でも十分です。

回答を確認してから利用する

ChatGPTが出した回答は、そのまま使う前に自分で確認しましょう。

文章であれば、事実関係、固有名詞、日付、数字、読者に合う表現になっているかを見直します。プログラムコードであれば、安全な環境でテストし、想定外の処理が含まれていないか確認してください。

検索を使った回答では、示された参照元を開き、原文と回答が一致しているか確認します。引用部分だけでなく、情報が公開された日や更新日も重要です。

ChatGPTは完成品を無条件で受け取る場所というより、下書きや考えを作る相手として使うと安全です。最後に判断し、責任を持つのは利用者自身。この基本を忘れないようにしましょう。

◆りょうのワンポイントアドバイス

初めてなら、公開されても困らない内容から試してください。献立、旅行の持ち物、文章の言い換えなどがおすすめです。慣れてからファイル分析や画像生成へ広げると、ChatGPTの特徴をつかみやすいですよ。

ChatGPTが向いている人

ChatGPTは幅広い人に役立ちますが、得意な使い方と不得意な使い方があります。どのような人に向いているのかを確認してみましょう。

考えを言葉にするのが苦手な人

頭の中に伝えたい内容があるのに、文章としてまとめるのが難しい人にはChatGPTが役立ちます。

箇条書きのメモを渡してメールに直したり、文章の順番を組み替えたり、相手に合わせた表現へ変更したりできます。

何もない状態から文章を作るだけでなく、自分の考えを引き出す質問をしてもらう使い方も可能です。「企画書を作りたいので、必要なことを一つずつ質問して」と頼めば、会話を通じて内容を具体化できます。

ただし、ChatGPTが提案した言葉が、そのままあなたの気持ちを表しているとは限りません。最後は自分の言葉に直すことで、相手に伝わる文章になります。

調べ物の入口が欲しい人

何を検索すればよいか分からないときにも、ChatGPTは便利です。

知りたいテーマを伝えると、基本用語、調べる順番、確認すべき情報源などを示してくれます。初めて学ぶ分野の地図を描いてもらうような使い方ですね。

例えば、「生成AIを仕事で使う前に学ぶべきことを順番に教えて」と聞けば、基礎用語、安全性、使い方、確認方法などを段階的に提示できます。

一方で、ChatGPTの回答だけで調査を終えるのはおすすめできません。紹介された言葉を使って公式情報を探し、複数の資料を比較するところまで行うと、理解が深まります。

反復作業を減らしたい人

似た形式の文章や資料を何度も作る人にも向いています。

定型メール、商品説明、議事録の形式、確認項目、表のひな型などを作り、条件に合わせて書き換えてもらえます。

ただし、自動化を進める場合は、誤った内容が大量に作られない仕組みも必要です。確認者を決める、公開前に事実確認を行う、個人情報を除くといった手順を用意しましょう。

ChatGPTに任せる作業と、人が判断する作業を分けることが大切です。全部を丸投げするより、人が目的と基準を決め、AIに下準備を任せるほうが安定します。

ChatGPTのよくある質問

最後に、ChatGPTを初めて知った人から寄せられやすい疑問に回答します。

ChatGPTに関するよくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTとは簡単に言うと何ですか?

A. ChatGPTは、OpenAIが提供する会話形式の生成AIサービスです。質問への回答だけでなく、文章作成、要約、翻訳、画像生成、ファイル分析、ウェブ検索、プログラミングなどにも利用できます。

Q2. ChatGPTは何の略ですか?

A. ChatGPTのGPTは、Generative Pre-trained Transformerの略です。日本語では、おおむね「生成事前学習済みトランスフォーマー」と表現されます。Chatは会話を意味するため、名称全体ではGPTを会話形式で利用するサービスだと理解すると分かりやすいでしょう。

Q3. ChatGPTは誰が作ったのですか?

A. ChatGPTは、米国のAI企業であるOpenAIが開発・提供しています。特定の一人だけが作ったものではなく、研究者、技術者、安全対策担当者など、多くの人が関わって開発されたサービスです。

Q4. ChatGPTはいつからありますか?

A. ChatGPTは2022年11月30日に一般公開されました。ただし、土台となるGPTモデルやAI研究は、それ以前から進められていました。公開後は、画像、音声、ファイル、検索などへ機能が広がっています。

Q5. ChatGPTは無料で使えますか?

A. ChatGPTには無料プランがあります。無料版でも質問への回答、文章作成、検索、画像、ファイルなどの機能を利用できますが、回数や処理量に制限が設けられる場合があります。有料プランの料金や機能は変更される可能性があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

ChatGPTとは何かのまとめ

ChatGPTは、OpenAIが開発・提供する対話型の生成AIサービスです。2022年11月30日に一般公開され、現在は文章による会話にとどまらず、画像、音声、ファイル、検索、データ分析、プログラミングなど、さまざまな作業を支援します。

  • ChatGPTの読み方はチャットジーピーティー
  • GPTはGenerative Pre-trained Transformerの略
  • 開発と提供を行っている会社はOpenAI
  • 一般公開日は2022年11月30日
  • ChatGPTは会話形式で使える生成AIサービス
  • 文章や画像の作成、検索、ファイル分析などに対応
  • 回答には間違いや古い情報が含まれる可能性がある
  • 個人情報や機密情報は安易に入力しない

ChatGPTは、人間の代わりに何でも正しく判断してくれる存在ではありません。しかし、考えを形にする、分からないことを学ぶ、面倒な作業の下準備を進めるといった場面では、とても便利な相棒になります。

最初は公式サービスで基本操作と注意点を理解し、用途に応じて少しずつ機能を広げるのがおすすめです。

あなたなら、ChatGPTに最初に何を相談してみますか。まずは公開されても困らない身近な質問から、実際に会話してみてください。

まずは献立のアイデアや旅行の持ち物など、間違えても困らない身近な質問から気軽に話しかけてみようというメッセージの図解